数群しか蜜蜂を飼育していません、それでもインスタントバップを導入する価値はありますか?
数群の場合でもミツバチヘギイタダニ対策をする必要があります、その方法で最も効果的で手軽なものは「シュウ酸昇華法」です
ヨーロッパでこの方法は20年以上使用されていますが、耐性ダニは確認されていません。
インスタントバップは広く流通している工具バッテリ(マキタやハイコーキ)を使用する為、趣味の養蜂家にとってもコストパフォーマンスに優れた選択肢となります。


数百の蜜蜂を飼育していますがインスタントバップを使用するメリットは何ですか?

「手軽さ」です、蜂場に到着して3分程度で作業が開始できます、重たいバッテリーや発電機を運ぶ事も無いため思い立ったその瞬間から作業に取り掛かれます、多くの蜂群を処理していくにあたって時間の節約は重要です。

ケーブルを引っ張る必要も無い為感電の危険もありません。


インスタントバップが他のシュウ酸気化器より優れている点を教えて

「パイプ詰まり」が無いことです、インスタントバップはパイプが詰まりません、これは作業するにあたって非常に重要です、詰まりを除去する為にバーナーや針金を携帯する必要は無いです。

処理が終わったと思ってもパイプが詰まっていたら「もう一度?」などと考える必要がありません、インスタントバップは「詰まりません」


パイプを長く出来ますか?

出来ません、これ以上長くするとパイプ先端よりシュウ酸の再結晶が始まりパイプ詰まりの原因となります、アウターパイプで延長しても同じ不具合が起きます。

巣箱の置かれている状況によってパイプが挿せる位置も変わります、下部がダメなら上部(蓋側面)に穴を開け噴霧するといいです、その際は巣枠上の麻布は少し小さいものにして下さい。


インスタントバップの設定温度は?

初期設定は230°です、240°以上での使用は推奨していません、シュウ酸昇華の最適温度は200°~230°です。


巣門から噴霧しにくいのですが巣箱のどこから噴霧すればよいですか?

作業のしやすさから、後からの噴霧をオススメします、巣箱うしろの底板と巣枠下部の間の高さにドリルで穴を開け(7mm程度)そこから噴霧します。

差し込んだパイプの先端に巣枠などの障害物が無い所に位置決めして下さい。

直置きの場合などで本機と地面が干渉する場合は蓋の側面から噴霧して下さい、その際は巣枠上部の麻布等は少し小さめの物にして下さい。


どの様な保護具を使用すればいいですか?

ガスマスクは各メーカーから対応品が販売されています、3M製品ですと

※マスク

【6500QL】(密閉式保護メガネが必要)

【6000F】

※吸引缶とフィルター

一体型60923

吸引缶6002と微粒子フィルター2091


故障した場合修理は海外ですか?

当店にて修理いたしますのでご安心ください。


オリジナルとコンパクトの違いは?どちらがいいの?

オリジナルは温度・ボルトが表示されますが、コンパクトではLEDの点灯・点滅のみで判断し処理を行います、処理能力などは同じです。

群数が多い養蜂家さんの間でも好みが分かれるところです、オリジナルを長く使っておられる方はやはり温度が見れないと不安だといってオリジナルを追加購入される方もおられます。

 

コンパクトは温度設定が230℃固定です。

オリジナルは温度設定を変更出来ますので温度設定を235℃や238℃にして効率を求めたり、低く設定してバッテリの消耗を控えたりされる方もおられます。

240℃まで上げる事は推奨しませんし、低すぎるとパイプが詰まりますのでその辺は様子を見ながら調整する事が必要です、4g噴霧する場合は235℃辺りがスムーズな様な気がします。

 

巣箱直置きの方は巣門へのアクセスのし易さからコンパクトをお勧めします。

 

コンパクトの方が約300g軽量化されています、軽量でコンパクトだからといって機能が劣るとか安っぽいなどという事はありませんのでご安心ください。

当店では両方のタイプを使用しています、オリジナルがお気に入りの人もいますし、軽いからコンパクトがいいという人もいます。